Virtual Reality Exposure System

不安障害等暴露治療補助ソフトウェア

 有限会社魔法アプリでは、不安障害等の治療に用いられる暴露治療を仮想現実で行うことができるシステムの開発を行なっております。今後はこのシステムを事業化することを目標に現在活動しております。

 

1.VR(仮想現実)と不安障害について

不安障害とは、精神障害(疾患)における症状の1群です。日本には年間約300万人が精神疾患を患い、病院に訪れ、中でも不安障害を患い病院をおとずれる人は年間で約57万人ほど存在します。不安障害の治療では現在では「認知行動療法」「森田療法」「家族療法」「集団精神療法」「自立訓練法」などが主流となっています。しかしながら、実はもっと効果的な不安障害の治療方法として、「暴露療法」というものも存在します。

暴露療法(Exposure therapy)とは、不安や苦痛を克服するため、患者が恐怖を抱いている物や状況に対して、危険を伴うことなく直面させ、行動療法によるカウンセリングを行う治療方法です。現在では全般性不安障害、社会不安障害、強迫性障害、PTSD、特定の恐怖症などの障害の治療について、さまざまな研究においてその有効性が裏付けれらています。

しかしながら、現在暴露療法を行っている施設は少ないのが現状です。その原因として、環境構築の難しさが挙げられます。先述の通り、患者の恐怖対象に直面させるためには、準備が必要となります。例えば、飛行機恐怖症害(不安障害群 限局性恐怖障害群恐怖刺激対象:状況300.29(F40.248))の場合、実際に飛行機に乗りながらカウンセリングを行うことになります。蜘蛛の場合は蜘蛛を用意し、蛇の場合は蛇を用意しなければなりません。そのため、暴露療法を行うには多額の費用がかかるため、コストの面からあまり治療方法として選択されてきませんでした。

しかしながら、VR技術はこれらの問題を解決することができます。

カウンセリングルームにパソコンとVRに必要な機材を用意し、患者に対して仮想現実空間での治療が行うことができれば、暴露療法が気軽に利用できるようになります。

現在、VR機器の性能が上昇し、低コスト化した今では、VR (仮想現実)を利用することで、暴露治療が現実的となりました。そこで魔法アプリでは、VRを用いた暴露治療を行える補助ソフトウェアを開発し、治療施設への技術提供を目標に事業化を計画しています。

 

2.事業理念

・効果的な精神障害治療技術の供給

 精神障害において、通常の行動療法よりも仮想現実を用いた行動治療の方がより効果があることが証明されているものも存在する。VRESは一部の不安障害治療だけではなく、精神障害における様々な治療コンテンツを備え、医学会に治療技術を供給する。

 

・精神障害治療技術の発展

精神科医や臨床心理士とともに精神障害の治療方法の開発・研究を進め、精神障害治療技術の発展に貢献する。具体的には現在研究が発表されていないVRによる暴露治療を精神疾患別に行い、論文を不安障害学会等で積極的に発表する。

 

・精神障害治療機会の普及

精神障害を抱える人の多くが自らが精神障害に該当するかを知らないケースが多くある。本システムを様々なメディアを通して多くの人に認知してもらうことで、暴露治療の普及を目指し、精神障害を抱える多くの人に治療機会を提供する。